Apple Watch、Google Glassなどここ数年急速に普及するウェアラブル端末。身につけて使えるコンピュータということで大変便利ですが、ついにこのようなものまで開発されました。

ウェアラブル育毛デバイス

ウェアラブル育毛デバイス

(写真は開発中のプロトタイプです)

開発したのはアメリカのウィスコンシン大学マディソン校の研究者。帽子の下にかぶれるほど薄く柔らかな素材でバッテリーや充電も必要ありません。全長は約6cmで曲げたり、頭皮に貼り付けてその上から帽子を被ることもできます。

頭皮の上に育毛デバイス、その上に帽子だとかなり頭頂部がこんもりしないかと不安になりますが、実際にすべてかぶった写真がこちら。

ウェアラブル育毛デバイス2

頭頂部に不自然な様子は全くありません。ちなみに帽子をかぶせている男性が育毛ウェアラブルの開発者Xudong Wang教授です。

育毛ウェアラブルを構成する要素①  電気パルス

育毛ウェアラブルを構成するパーツの1つは電気パルスで皮膚を刺激する電極。ここから皮膚に低周波の電気パルスを放出すると、新しい血管を作るのに関係する血管内皮細胞増殖因子と皮膚を構成する主な細胞・角化細胞の増殖に影響するケラチノサイト増殖因子の分泌が促されます。これで毛穴の数が増えるので、髪の毛が再生されます。

wang教授はマウスによる実験で発毛に成功しています。遺伝子操作で毛がない状態したマウスにT字型とW字型の電極を装着し、2週間観察しました。

ウェアラブル育毛 マウス


写真の上がT字型の電極を装着したマウス、写真下がW字型の電極を装着したマウス。2週間経過した「Week2」のマウスをみると、T字型、W字型に毛が生えていることが分かります。

電極から発生する電気パルスはエネルギーが弱いため、薬剤で現れるような性欲減退などの副作用がほとんどありません。あくまで休んでいる毛穴を再活性化させるもので、脱毛が進行中の場合は大きな効果が期待できるということです。

育毛ウェアラブルを構成する要素②  ナノ発電機

発電

もう1つの要素がナノ発電機。身につけた人の体の動きから電気を集めて電極にエネルギーを供給します。そのため、バッテリーやケーブルが必要ないウェアラブル育毛デバイスが実現。

電気刺激には様々な効果がありますが、薄型デバイスが実現したためハゲへの効果が期待できるデバイスの開発につながりました。ハゲルヤ編集部は、技術の進歩がハゲ界に革命を与えることを期待してます!

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