パンツ一丁で歌うパフォーマンスで日比谷野外音楽堂を満員にする男の名前をご存知ですか?

男の名前はスギム。ソロユニット「クリトリック・リス」として活躍している49歳です。
スクリーンショット 2019-05-27 23.22.32
彼のライブではお客さんが「ハゲー!」「金返せー!」と、声援とも野次ともとれる声を上げています。普通のハゲなら怒って歌うどころではなさそうですが、クリトリック・リスのライブではそうした声もすべてスギムさんが受け止めるのだそうです。

世間では後ろ指をさされてニヤニヤと笑われてしまうハゲを武器に変えて唯一無二のパフォーマンスへと昇華させるクリトリック・リスとは何者なのでしょうか。

エリートサラリーマンが脱サラしてパンイチアーティストへ


クリトリック・リスは元々広告系の会社で部長にまで登りつめたエリートサラリーマン。バンドどころか音楽経験もゼロだったのですが、行きつけのバーの常連客と酔った勢いでバンドを結成。

しかしバンドとして晴れ舞台であるはずの初ライブで自分以外のメンバー全員がドタキャン。普通、1人残されたらドタキャンしそうなものですが、ピンチをチャンスに変えるのがクリトリック・リス。やけくそになりながらリズムマシーンに合わせてパンツ一丁に天然のハゲ頭というスタイルで即興のソロパフォーマンスを披露しました。

いい歳をしたハゲおじさんがパンイチで歌うパフォーマンスが笑えるけど泣けると大ウケ。そこからは奥さんのTバックを履いてステージに上がるようになったといいます。

頭皮はさらけだしても局部はさらけださない美学


クリトリック・リスのステージはパンイチが基本スタイル。ただしパンイチといっても3枚履いています。そこにはクリトリック・リスとしての美学がありました。

パンツを3枚履いている理由はライブ中に局部を出さないため。

1枚目が下地で2枚目と3枚目で股間に仕込んだ楽器「テルミン」を固定するという真っ当な理由があるのですが、理由はこれだけではなく、パンツが1枚だけだと悪ノリした客に脱がされる恐れもあるからなのだとか。

そうはいっても音楽の世界において局部を出すことが伝説として語り継がれることもあります。THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトや銀杏BOYZの峯田和伸が局部露出を伝説としたミュージシャンですが、クリトリック・リスはご法度としています。

クリトリック・リス曰く、カリスマ性とビジュアルが伴っているミュージシャンならともかく、ハゲのおっさんが局部をさらけ出して誰が喜ぶのか分からないといいます。もちろん公衆の面前で局部を出すことは犯罪行為ですが、ハゲを惜しみなくさらけ出し、「ハゲー!」と罵声か奇声か分からない声を浴び続けるクリトリック・リス。

彼の次の目標は60歳の時に日本武道館でのライブだそうです。ハゲルヤはハゲの同士として彼の活躍をこれからも応援し続けます。

この記事にハゲまされたら
いいね!しよう

ハゲルヤの最新情報をお届けします