日本プロ野球の歴史を彩る助っ人外国人。ランディー・バース、アレックス・ラミレス、郭泰源など数々の名選手がいましたが、我々が忘れてはいけない選手といえばガトームソン投手。
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2005年にヤクルトに入団すると、150キロ台の速球とスライダーを武器に活躍し、2006年にはノーヒットノーランを達成。更なる活躍が期待されたのですがこの年、ヤクルト相手に2年で7億円という莫大な要求をつきつけました。

そんなに払えるか!このハゲ!

・・・と言われたかは分かりませんが、球団との交渉は決裂。福岡ソフトバンクホークスに拾われたものの、2007年にドーピング検査に引っかかり20日間の出場停止と罰金処分。最後には戦力外通告となっています。
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この時、ドーピング検査で引っかかった薬物・フィナステリドですが、この薬物に含まれているのは・・・

育毛剤の成分!

フィナステリドといえばAGA治療薬「プロペシア」に含まれている成分で、服用しているハゲルヤ読者の方も多いのではないでしょうか。編集部員の私ももちろん毎日飲んでます。就寝前派です。

ガトームソン投手はこのフィナステリドを2006年頃から服用していました。実はこの薬物には育毛成分だけでなく、筋肉増強剤などを使った痕跡を消す作用があったため、ドーピングの禁止薬物に指定されていたようです。
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ただガトームソン投手の場合、服用を当時の球団トレーナーに申告していたのですが、トレーナーがNPBの医事委員会への報告を怠っていました。

ガトームソン、かわいそう

ただ、ガトームソン投手が使っていた育毛剤はこれだけではありませんでした。ヤクルトに在籍していた時には別の育毛剤を使っており、その時には球団から警告を受けていました。

ソフトバンク入団時に警告を受けていたことを隠していたため、処分を受け入れたという形です。でも育毛剤を使っていただけで、いい大人が怒られているというのは泣けてきます。

ガトームソン投手は日本球界を離れて、韓国プロ野球、アメリカのマイナーリーグと野球を続けたものの今では野球の世界から身を置き、違う仕事をされているといいます。

愛すべきガトームソン投手は違反薬物に引っかかり、日本球界を追われる形になりましたが、問題となった薬物・フィナステリドが2009年に禁止薬物リストから外されたのは唯一の吉報でしょうか。

あやうく私もドーピングに引っかかるところでした。

ガトームソン投手の件があったからなのかは分かりませんが、今では薄毛に悩む選手も堂々とフィナステリドが含まれた育毛剤を使うことができます。ハゲルヤ的名球会にぜひガトームソン投手を加えたいですね。


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