「休憩時間に一服」「何となく口寂しいから」…。普段何気なく吸っているタバコが、薄毛のリスクを高めているのをご存知でしょうか。
e792fabb303fd50d953d52b557f136c0_s
日本人男性の約3割が悩んでいるという薄毛。毎日涙ぐましい努力を続けている読者の皆様も多いとは思いますが、もしかするとタバコがその努力を台無しているかもしれません…。今回は喫煙が毛髪へどのような影響を与えるのか、タバコと薄毛の関係を詳しくご紹介します!

タバコと薄毛の関係とは

タバコはガン、呼吸器疾患、循環器疾患、生活習慣病などに影響するとされ、昔から「百害あって一利なし」といわれてきました。

健康を損なうというのはよく知られていることですが、じつは頭髪へもよくない影響を与えることが分かっています。タバコに含まれる「ニコチン・タール・一酸化炭素」は三大有害物質と呼ばれ「髪の生成に関わる肝臓機能の低下」やAGAの主な原因となる「男性ホルモンの増加」などを引き起こします。ここではタバコが与える髪への悪影響を4つご紹介します。

1、血行不良

毛髪は毛根にある毛母細胞が活性化することで生成されます。毛母細胞は絶えず分裂するために十分な栄養を必要としますが、タバコを吸うと血管が収縮し血行が悪くなるため、栄養を届ける力が低下し発毛しづらい状態になります。

2、肝機能の低下

ニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質は体内に入ったあと、肝臓に運ばれ解毒されます。煙を吸っている間、肝臓はつねに解毒作業を行っている状態。

そればかりでなく、タバコに添加されているアセトアルデヒドが肝臓に対する強い毒性をもつため大きな負担がかかります。

肝臓は体内へ摂取されたタンパク質などの栄養素を髪に役立つかたちへ変換させる役割があるため、肝機能が低下すると必要な栄養素が十分に摂取できません。

そうなるとせっかく薄毛防止のために飲んだサプリメントや食事も台無しに。結果、頭皮環境を悪化させ抜け毛を進行させてしまうことになるのです。

3、ビタミン・ミネラルの破壊

タバコを吸うと体内に大量の活性酸素が発生し、細胞の酸化を促進させてしまいます。タンパク質の生成に関わるビタミンやミネラル(亜鉛)も破壊されるため、毛髪の成長も衰えることに。

例えばビタミンCの1日の摂取量は100㎎が推奨されていますが、タバコ1本で破壊されるビタミンCの量は25~70㎎!なんと必要摂取量の大部分が破壊されてしまうのです。

2011年に国際科学誌Cell Stem Cell(セルステムセル)に掲載された研究発表では「コラーゲンが白髪や脱毛の発生を抑えている」とされており、喫煙が脱毛へつながることが明らかになっています。
参考:http://www.tmd.ac.jp/mri/press/press11/

a5964cd5ab906c9798e23c74341ef2d4_s

その他のビタミンへの影響は下記の通りです。

「ビタミンA」
皮膚の保湿、新陳代謝を高める役割があるので、不足すると頭皮が乾燥し硬くなってしまう。さらに皮脂と水分のバランスが崩れて皮膚バリアが低下するため、摩擦や紫外線などの外部刺激にも弱くなります。

「ビタミンB2」
皮脂の過剰分泌を抑え、タンパク質を発毛に有効なかたちに変換する役割がある。不足すると新たな髪の生成が難しくなり細く弱い毛しか生えなくなります。また適度な皮脂の分泌が難しくなるため、頭皮環境が悪化しやすくなります。

「ビタミンE」
頭皮の血行を高める作用があり、毛根への栄養供給をスムーズにします。さらに、血管の老化を引き起こす過酸化脂質を抑制する働きも。不足すると血行不良をおこしたり、若々しい血管の生成を損ないます。

4、男性ホルモンへの影響

日本人男性の約8割が該当するといわれるAGA(男性型脱毛症)。男性ホルモンの一種であるテストステロンが5αリダクターゼという酵素の作用によりジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで発症します。

ハーバード大学が行った臨床実験では、タバコを吸う人の方が吸わない人に比べてジヒドロテストステロンの量が13%高かったというデータも出ており、喫煙がAGAなどの薄毛を誘発すると考えられています。

お酒も頭皮に悪影響…

3a1dca9e1f73253a4fadbfba77d3f9d9_s
タバコによるデメリットをいくつかご紹介しましたが、タバコの本数を増やす環境や習慣にも注意が必要です。例えば「ストレス」。

イライラするとついタバコに手が伸びる……なんてこともあるはず。さらに気をつけたいのが「飲酒」です。過度のアルコール摂取は亜鉛を大量に消費するのでよくありませんし、飲酒によるタバコの本数が増加もNGです。

「マクロミル」が行った調査では禁煙失敗の理由の1位に「仕事のストレス」2位に「飲酒」があげられたそう。タバコによる薄毛を回避したいなら、なるべくストレスと酒から距離をおいた生活を送るようにしたいものですね。
参考:http://www.macromill.com/honote/20160426/report.html

タバコによる薄毛を治すために

22391e6a2006448b14e38787ae8a075b_s
薄毛の原因は遺伝や体質なども影響するので、禁煙によってすべての人が改善するとはかぎりません。ただ、タバコをやめ生活習慣を見直すことは頭皮環境の正常化へとつながるので、結果的に「薄毛の予防・改善へのサポート」となるはずです。

未来の抜け毛を予防するためにもタバコを止める、もしくは本数を減らすなどの対策を練ってはいかがでしょうか。

電子タバコなどを上手く活用するのもいいかもしれません。ひとりでの改善が難しいときは禁煙外来に通い、医師のサポートを受けるというのもひとつの方法です。

このように、禁煙にはさまざまな方法がありますので、ぜひ自分の性格や体質に合ったものを探してみてください。

タバコが髪にもたらす悪影響まとめ

タバコが髪へ与える影響として「血行不良」「肝機能低下」「栄養素の破壊」「男性ホルモン増加」などをご紹介しました。

どれも発毛や育毛に致命的な打撃を与えるので、薄毛防止のためにはぜひとも避けたいところです。

ヘビースモーカーのあなた。髪を取るかニコチンを取るか、人生って難しいですね。

この記事にハゲまされたら
いいね!しよう

ハゲルヤの最新情報をお届けします