『チャンスの前髪』といえば竹内まりやの名曲。

この曲の元ネタでもある「チャンスの神には前髪しかない」という海外のことわざを聞いたことのある人も多いはず。この言葉を最初に言ったのはかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチだともいわれています。



しかし、前髪しかない神様というのは不思議です。神様なんだからフサフサでもいいのに。気になって語源を調べていくと、ファンキーすぎる髪型の神様にぶち当たりました。

「チャンスの神様」とされているのはギリシャ神話の神・カイロス
カイロス(古希: Καιρός, ラテン文字転写:Kairos, ラテン語形:Caerus)は、ギリシア語で「機会(チャンス)」を意味する καιρός を神格化した男性神である。元は「刻む」という意味の動詞に由来しているという。キオスの悲劇作家イオーンによれば、ゼウスの末子とされている。

カイロス - Wikipedia
ふむふむ、ちゃんとした神様なんですね。そして気になるそのお姿がこちら。
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なんと本当に前髪しかありません。

なんちゅう髪型や・・・。まさかの後頭部は全ハゲとなっています。この神様、前髪だけロン毛なんですが、実は美少年という設定。天は二物を与えなかったんですね、神様なのに。
カイロスの風貌の特徴として、頭髪が挙げられる。後代での彼の彫像は、前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表されており、「チャンスの神は前髪しかない」とは「好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない」という意味だが、この諺はこの神に由来するものであると思われる。また、両足には翼が付いているとも言われている。オリュンピアにはカイロスの祭壇があった。

カイロス - Wikipedia
ことわざの由来を捕捉すると、「チャンスの神様は突然現れるが、猛スピードで走り抜けるため前髪を掴み損ねるともう掴むところがない」ということだそうです。

それなら「羽根を掴めばいいんじゃないの?」と思ったのは内緒です。

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