医学は日進月歩で、AGA(男性型脱毛症)の治療においてもそれは同じです。最近「ミノキシジルの3倍の効果がある」という触れ込みで話題を呼んでいる新しい育毛剤「キャピキシル」をご存知でしょうか?

フィナステリドの効果を併せ持つ

キャピキシルとは、カナダの化粧品会社が開発した育毛剤です。日本でも、このキャピキシルが配合された育毛剤が販売されており、口コミなどで人気になっているようです。

ボントレスローション
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ボントレスローション(キャピキシル配合)の口コミ 07
キャピキシルは、アカツメクサの花のエキスと、4つのアミノ酸から構成される「アセチルテラペプチド-3」が主成分です。このうち、アカツメクサの花のエキスには「ビオカニンA」というイソフラボンの一種が含まれています。

このビオカニンAには、AGAの原因である男性ホルモン由来物質のDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える効果があります。この働きは現在、医療現場で使用されているフィナステリドの効果と似ています。

つまり、フィナステリドによってAGAの進行を抑えてから使用しなければならないミノキシジルとは違い、キャピキシルは単体でもAGAの進行を抑えることができるというわけです。

細胞を修復する効果がある

そして、毛髪が生えてくるのを助ける働きを持っているのがアセチルテラペプチド-3で、細胞の修復作用があるとされています。

ミノキシジルはあくまでも頭皮の血管を拡張して毛根に栄養を与えるだけの働きしかなく、機能が衰えてしまった毛包を修復することはできません。このため、AGAの進行によって毛根が死滅してしまっているケースでは効果が期待できないという問題点がありました。

キャピキシルは細胞修復作用によって衰えた毛根の機能を再生させる効果があるとされています。つまり、これまでミノキシジルの効果が期待できなかったケースでも、毛根の再生によって毛髪が復活する可能性があるということなのです。これは朗報といっていいでしょう。

副作用がないのが最大のメリット

フィナステリドとミノキシジルは、ともに副作用があることが確認されています。フィナステリドは抑鬱症状やED(勃起障害)で、若い男性にとっては悩みの種です。ミノキシジルは頭皮のかぶれなどで、副作用が出れば育毛どころではなくなってしまいます。

キャピキシルの配合成分であるアカツメクサの花のエキスは自然由来成分ですし、アセチルテラペプチド-3も体内に存在するタンパク質の元になっています。いずれも人体に悪い影響を及ぼすことはありませんので、キャピキシルは現時点ではこうした副作用が確認されていません。これは大きなメリットではないでしょうか。

フィナステリドの機能を併せ持ち、ミノキシジルに期待できないケースでも効果が期待でき、副作用がないのですから、キャピキシルに希望を持つ人が多いのもうなずけます。

配合育毛剤はそれなりの価格ですので購入をオススメするのは勇気がいりますが、医薬品にハードルを感じているアナタ、まずはここから始めてみるのがいいかもしれません。

春は始まりの季節ですよ!

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